OpenAIは、ChatGPT内で提供している公式の「DALL·E GPT」を2026年8月30日に終了すると案内しています。2026年8月18日時点で、終了まで残り2週間を切っています。
画像生成そのものがChatGPTからなくなるわけではありません。OpenAIは、今後も画像の作成・編集には「ChatGPT Images」を利用するよう案内しており、画像生成を有効にしたユーザー作成GPTも今回の終了対象ではありません。
ただし、公式案内では「保存しておきたい画像は、それまでにダウンロードすることをおすすめします」と明記されています。DALL·E GPTを画像置き場として使っていた人や、過去の生成画像を業務素材として参照している人は、8月30日までに必要な画像を整理しておく方が安全です。
特にSEやフリーランスが提案資料、Webサイト、ブログ、社内ドキュメントの素材作成にChatGPTを使っている場合、影響を確認すべきなのは「画像生成できるか」よりも、「これまでの作業導線が変わるか」「過去画像をどこまで残しておく必要があるか」です。
DALL·E GPTは2026年8月30日に提供終了
OpenAIのChatGPTリリースノートでは、2026年7月31日付でDALL·E GPTの提供終了が告知されました。終了日は2026年8月30日です。
対象はChatGPT内の「公式DALL·E GPT」です。これまでGPT一覧などからDALL·Eを選び、画像生成専用のGPTとして使っていた場合、その専用入口が終了することになります。
一方で、画像生成機能そのものが廃止されるわけではありません。OpenAIは終了告知の中で、今後も画像を作成・編集する場合はChatGPT Imagesを利用するよう案内しています。
そのため今回の変更は、「ChatGPTで画像を作れなくなる」というより、公式DALL·E GPTという個別の入口を整理し、現在の画像生成機能へ移行する変更と捉えるのが分かりやすいでしょう。
8月30日までに確認したいのは「過去画像の保存」
今回の発表で最も実務的に重要なのが、OpenAIが「保存しておきたい画像は、それまでにダウンロードすることをおすすめします」と案内している点です。
ここで注意したいのは、OpenAIが「8月30日以降は過去画像が必ず消える」と説明しているわけではないことです。確認できる公式案内では、必要な画像を事前に保存することが推奨されています。
したがって、業務で使った素材や再利用予定の画像がある場合は、終了後の表示仕様を推測するより、今のうちにローカルやクラウドストレージへ保存しておく方が確実です。
たとえば、次のような画像は優先して確認しておくとよいでしょう。
- 顧客向け提案資料で使った図版
- Webサイトやブログで再利用する予定のアイキャッチ
- 社内マニュアルや研修資料に使った説明画像
- ロゴ案、UI案、構成案などの比較素材
- 同じテイストで追加制作したい基準画像
特に「元画像を保存せず、ChatGPTの履歴だけを保管場所にしている」場合は注意が必要です。AIサービスのUIや保存方法は変更されることがあるため、業務資産として残す画像はサービス外にも保管しておく方が運用しやすくなります。
ChatGPT Imagesへ移行しても画像生成は続けられる
OpenAIは、DALL·E GPT終了後も画像の作成や編集にはChatGPT Imagesを利用できると案内しています。
つまり、ChatGPTで画像生成を続けたいユーザーが、別サービスへ必ず移行しなければならないわけではありません。ChatGPT内の画像生成体験は継続します。
ユーザー側で大きく変わる可能性があるのは、画像生成を始める入口です。従来は「DALL·E GPTを開く」という使い方が分かりやすかった一方、今後は通常のChatGPT画像機能を中心に使う形になります。
初心者が迷いやすいのは、「DALL·E GPT終了」と「DALL·Eという技術や画像生成機能全体の終了」を同じ意味に受け取ってしまうことです。今回公式に終了が案内されているのは、ChatGPT内の公式DALL·E GPTです。
ユーザー作成GPTの画像生成は今回の対象外
OpenAIは、画像生成を有効にしているユーザー作成GPTは今回の終了の影響を受けないと説明しています。
これは、業務ごとに画像生成用GPTを作っている人にとって重要なポイントです。たとえば「提案資料用の図版を作るGPT」「ブログ用アイキャッチの構図を決めるGPT」といったカスタムGPTを使っている場合、公式DALL·E GPTの終了だけを理由に削除や作り直しをする必要はありません。
ただし、将来的な仕様変更まで保証されているわけではありません。今回の公式発表で確認できる範囲では、ユーザー作成GPTの画像生成は対象外ということです。
業務でカスタムGPTを使っている場合は、8月30日前後に一度画像生成が従来どおり動くか確認し、もし操作導線や出力の挙動が変わっていれば社内手順書も合わせて更新すると混乱を減らせます。
SE実務では画像生成より「再現できる運用」が重要
業務でAI画像を使う場合、特定の画面やGPTに依存しすぎると、今回のようなサービス変更時に手順が崩れます。
SE実務では、画像そのものだけでなく、生成条件も残しておくと移行しやすくなります。
たとえば、同じ構図をあとから作り直す可能性があるなら、次の情報を画像と一緒に保存しておくと便利です。
- 使用したプロンプト
- 画像の用途
- 希望した縦横比やサイズ
- 修正指示の履歴
- 採用した最終画像
- 利用したサービスや機能名
画像だけを保存しても、後から「同じデザインで別バージョンを作って」と言われたときに再現できないことがあります。逆にプロンプトと用途が残っていれば、ChatGPT Imagesや別の画像生成サービスへ移行した場合でも、条件を組み直しやすくなります。
フリーランスSEの場合は、クライアント案件ごとに素材管理のルールを分けておくことも重要です。案件終了後も保管が必要な画像なのか、納品物だけを残せばよいのかを確認し、不要な顧客データを長期間保管しないようにします。
DALL·E GPTを日常的に使っていた人の移行手順
移行は複雑ではありません。まず8月30日までに、DALL·E GPTで過去に作った画像のうち、今後も使うものを確認します。
次に、保存しておきたい画像を端末やクラウドストレージへ移します。業務利用なら、ファイル名も「image1.png」のままにせず、案件名や用途が分かる形へ整理しておくと後から探しやすくなります。
そのうえで、今後の画像作成はChatGPT Imagesで試しておきます。終了当日に初めて操作方法を変えるより、今のうちに同じような指示を出し、必要な結果が得られるか確認しておく方が安全です。
特に定型業務で画像を作っている場合は、1件だけ試して終わりにせず、普段よく使う3〜5種類程度の依頼を確認しておくと、どこを手順変更すべきか見えやすくなります。
「終了日直前まで何もしない」は避けたい
今回の終了日は2026年8月30日です。2026年8月18日時点では時間がありますが、保存対象の画像が多い人ほど早めに整理した方がよいでしょう。
終了直前にまとめて確認すると、どの画像を残すべきか判断できず、結果として必要な素材を見落とす可能性があります。
特にチームで使っている場合は、「誰がどの画像を保存するのか」が曖昧になりがちです。共有資料、営業資料、Web素材など、用途ごとに担当を決めておくと整理しやすくなります。
また、今回の変更をきっかけに、AIサービスを業務資産の唯一の保管場所にしない運用へ見直す価値もあります。サービス側で履歴やUIが変わっても困らないように、完成物は自社側のストレージへ残すのが基本です。
向いている対応と、やらなくてよい対応
今回やっておきたいのは、過去画像の棚卸しと、ChatGPT Imagesへの操作移行です。
一方で、公式DALL·E GPT終了だけを理由に、現在使っているユーザー作成GPTをすべて作り直したり、ChatGPTでの画像生成自体をやめたりする必要はありません。
公開されている公式情報を見る限り、画像生成を有効にしたユーザー作成GPTは影響を受けず、ChatGPT Imagesで画像の作成・編集も継続できます。
対応を大きくしすぎず、「終了する入口は何か」「残すべき画像は何か」「次にどこから画像を作るか」の3点だけ整理すれば十分です。
まとめ
ChatGPTの公式DALL·E GPTは、2026年8月30日に提供終了します。
ただし、ChatGPTの画像生成機能そのものが終了するわけではありません。OpenAIは今後の画像作成・編集にはChatGPT Imagesを利用するよう案内しており、画像生成を有効にしたユーザー作成GPTも今回の終了対象外です。
今やるべきことは、保存しておきたい画像を確認し、必要なものを手元へ残すことです。業務で使っている場合は、画像だけでなくプロンプトや用途も一緒に整理すると、今後の再利用や別サービスへの移行もしやすくなります。
DALL·E GPTを普段使っている人は、8月30日当日に慌てるより、今のうちにChatGPT Imagesで普段の作業を一度試しておくとスムーズです。
参考情報
※本記事は2026年8月18日時点のOpenAI公式情報を基に整理しています。サービスの提供状況や仕様は変更される可能性があります。最新情報はOpenAI公式ページで確認してください。



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